次はボートダイビングでの水中写真のご紹介を。

「ハウスリーフ水中写真編」に戻る)




                                                 (Photo by Kiyo)
先ずはダイビングサービスEMPEROR DIVERSにちなんで
タテジマキンチャクダイ(EMPEROR ANGEL FISH)を。




ここでは何匹かの群れというのを色々見た。
これはブダイの小群れ。
水槽の中を^^泳いでいた




あまり水の存在を感じさせない透明感。




砂地のポイントが多く、本当に癒された。




底まで行っても知れてるし、ホントのんびりダイビング。
あれ?右下のテーブルサンゴの下に何かいない?
何かでかいのがいるよ。
行ってみようっと。




ほら、いた。
このイソモンガラは大きかった。
こんなに大きくなるんだって感動。




明るくて気持ちいい。




おお、やっと出会えた。
もうみんなそろそろエギジットだけど、どうしても撮っておきたかったから
頑張って泳いだ。



                                                 (Photo by Kiyo)
これは太平洋、インド洋では見たことがなかった。
似たような体型と模様のものも全く思い当たらない。
しかし・・・・
カリブにはポークフィッシュという似た種がいるのだ!




これがそのポークフィッシュ
体の黄色い縞を除くととっても似ている。
紅海にいて、インド洋・太平洋にいなくて
カリブにいる(大西洋にもいるのかも)。
不思議だ。




ボートダイビングでもキンギョハナダイの群れはよく見かけた。
逆光で見上げるより、順光でブルーバックで光を浴びている方が
きれいに見えた。







逆光で見上げた写真。
それにしてもすごい数の群れだ。
こういうのはやはり紅海でしか見られないと思う。



                          (Photo by Kiyo)
動く時は一斉に動く。
広がる時も、隠れる時も。
色合いがきれいだった。




単体だとこんなにきれいなのが
あんなにたくさん群れているなんて
考えてみるとすごいことだと思った。




前にご紹介した「TOBIA ARBAA」というポイント。




みんなの動きから何かがいると思ったら
カメのサインをしたからどういうのかと見に行った。
大きいのが上の塔の一つの中にいた。




この日、ゲストへの販売の為にプロが撮影していたビデオを後で見たら
亀が泳いできてここに納まる様子が全部写っていた。
彼と一緒だったら面白かったのに。
(DVDにしたのを買ったが、とってもうまくて買って良かったと思った)



                                                 (Photo by Kiyo)
今回の大型魚といえばこのワニゴチ。
前半はあまり記憶にないが、後半はよく見た気がする。
久しぶりに見たってかんじ。



                                                 (Photo by Kiyo)
今回はマクロを持っていかないことが多かったので
アップの写真がなかったりする。
これの目はこの写真では分かりづらいがちょっと面白い。
また「撮影雑記」でご紹介します。





ピンクのきれいなサンゴをよく見かけた。




あ、ここにも、と思ったらタコがいた^^




ソフトコーラルも色鮮やか。




これはソフトコーラルではなくミカドウミウシの卵。
英名はスパニッシュダンサーという。
赤く、大型のウミウシで、体をクネクネさせながら
泳ぐ姿が情熱的なスペイン女性の踊りのようだ
ということだと思う。
今回親をナイトで見られるかもしれないと言っていたがダメだった。




これも結構寄っていたんだけどなぁ・・・



                          (Photo by Kiyo)
セムシカサゴかな。
最初1匹だと思ったら、大きいのを撮ろうと構えている時に
それがモソっと前に動くと、何か別のものもワンテンポ遅れて
目の端で動くのでよく見たらもう1匹小さいのが着いてきていた。

モソ・・・モソ・・・
モソ・・・モソ・・・
 モソ・・・モソ・・・

こんな感じだった^^



                                                 (Photo by Kiyo)
大体生き物は動かないものを認識するのは得意ではないと思うから
こういう状態でじっとしていたらもっと頻繁に食事にありつけそうで
1日の大半はもっと気ままに生きていても良さそうな気がするが
そうでもなさそうなのは、小魚からしてみると近くにいくと
「何かこの辺、変な匂いしない?」みたいなことでもあるのだろうか^^




これも思いっきり固有種というかんじのカワハギ。




こいつも喧嘩してた




カンムリベラの子供。
何匹かが固まっていたところがあり、とても珍しかったが
うまく一コマに納まらなかったので単体にした。




ツユベラの子供は伊豆でも普通に見られるから
紅海でも見られるというのが軽く感激。




オドリハゼはとても臆病なので撮るのが非情に難しい。
この時も「証拠写真」を撮ったら引っ込んでしまったので
やっぱりかと思ったら、すぐにまた出てきて、
結局引っ込んではまた出てくるというのを繰り返し
「だるまさんがころんだ」式に近付いていって
かなり寄ることが出来た。
それもボートダイビングだけど、ガイド付きかガイド無しが選べるシステムだから。




紅海でたくさん見たヒオドシベラのやや大きくなった子供。
水を吹きかけて砂の中の生き物を探していた。



                                                 (Photo by Kiyo)
コバンハゼもいた。
色がキイロサンゴハゼと同じで、沖縄とかで見るのとは
違うようだ。




ただのイシガキカエルウオ。
でもストロボの光が当たるときれいな絵になった。



                                                 (Photo by Kiyo)
アラビアン ボックスフィッシュも相変わらずかわいい



                                                 (Photo by Kiyo)
サザナミフグはエラをクリーニングされて気持ちよさそう。



                                                 (Photo by Kiyo)
モヨウフグは
「砂地でのんびり・・・
してたのに!
邪魔しないで!」の図




50センチくらいはあったろうか。
もしこれが凶暴な魚だったら
この歯を見たらとても近付く気にはならないだろうな。



                                                 (Photo by Kiyo)
今回はこのコガネアジをよく見た。
成長とともに黄色くなるらしい。
ということはこれはまだ完全な成魚ではないということか。



                                                 (Photo by Kiyo)
これは若魚。
魚はどんな種類も基本的にはこういう吻を伸ばすようなことが出来るみたいだ。




これは結構おとな。



                                                 (Photo by Kiyo)
ヒメジと一緒にいるのはヒメジが砂を掘り起こした時に出てくる生き物を
食べようということなのか、それともよくある、目をくらませて獲物に近付くというパターンなのか?




この目が離れていて、しかも飛び出している魚はなんだと思います?




答えはミノカサゴでした。
今までイヤと言うほどミノカサゴは見てきたが
こういう風に見えたのは初めてだった。
やはり紅海固有種なのだろうか。



                          (Photo by Kiyo)
地形ポイントもたまにあった。



                                                 (Photo by Kiyo)
ハタンポの群れの写真は大半が暗い穴の中とか、入り口でのものが多いが
これはブルーバックのところに群れていたので
普通の「ハタンポ=暗い」というパターンでないのが撮れてよかった。



                                                 (Photo by Kiyo)
これが20年間海の中で見たかった。



                                                 (Photo by Kiyo)
そしてこれも20年来の憧れだった。
これだけで行ってよかったと思う。



                          (Photo by Kiyo)






これで紅海ソマベイの陸と海で見た全てのご紹介が終わりました。
どうも長いことお付き合い頂きましてありがとうございました。



カイロ観光のご紹介も考えてはいますが、旅行記がいくらでもありますし、
情報も多いですから、敢えてここで紹介する価値のあるものは
特にありませんので、気が向けば簡単にアップするかもしれませんが、
ひとまずはこれで完了と致します。

2006年10月19日 01:25am